• カルデラ
• 油彩キャンバス / 130.0 × 162.0 (cm)　　1997年

「カルデラ」とは、火山の噴火によって形成されたくぼ地である。高校生の時「絵画の表現の根底に秘密の幾何学や理数の活用がある」と知った太田は、その後「人工的な風景の中から造形的な語彙を探り、構成との有機的な関連を求めて、空間の秩序の形成を模索」してきたという（『太田洋三画集』あとがきより）。明るく緑豊かな風景の中に見える、独特のリズムが心地よい。