ゆかりの作家と作品Artist
- 連翹
- 紙本墨書 / 46.0 × 34.0 (cm) 2001年
土橋靖子Tsuchihashi Yasuko
<釈文>連翹や 手古奈がくみし この井筒
水原秋櫻子の句である。秋櫻子は、連翹がみごとな花をつけている。そのほとりに残っている古い井戸。これは手古奈がそのむかし汲んだ井戸であろうと回想し、詠んだもの。また、連翹はあの時代の乙女の衣裳の色を思わせるとも記している。秋櫻子の句に、市川市出身の土橋が思いを重ねた作品。